放課後、名前のわからない体育教師――名前を教えてもらったはずだけど、忘れてしまった――に呼び出された。 職員室のドアをノックし、声をかける。「1年C組、エイデン・ペレスです。ゲネシス先生はいらっしゃいますか?」体育教師の名前が分からないのだから仕方…
「良かったね、ゲネシス先生」呼ばれたため、顔を向ける。「その呼び方、やめろ」「分かったよ。シーナ」 フェルナンはため息をつき、椅子に座る。「まったく、無茶しないでよね」「した覚えはねぇ」フェルナンの向かいの椅子に腰掛ける。 「……まぁいいや。今回もあの子…
ラストの試合。ここまで、全戦全敗である。攻撃が速すぎて、防ぐことしかできない。まぁ、全試合そんな感じだったけれど。 エイデンの目の前にロング・ソードがせまる。あっ、負けるなと思ったがおかしなことに気づいた。 ……剣がオーラまとってな――。次の瞬…
「エイデン、さっさと校庭行こうぜ」 ドア付近でレナールがスタンバっている。相変わらず着替えるのが早い。 「分かってるって」 急いで体操着に着替え、支給されているゴム製の短剣を持つ。 「遅いよ。お前」 「レナールが早いだけだろ」 授業が終わったと同時に着…
ここまで、この神駒を追いつめたのは初めてだ。 「先程も問いましたが、てめぇは誰の駒だ?」 「九十九回目にして、ようやく追いつめることができましたか」 「質問に答えろ」 「ですが、創造の神(ゲネシス)様あなたは負けます」 余裕に満ちた顔で、刀を小さく振り衝…
何度目だろうか。所属不明の神駒(こうく)と殺り合うのは。 「で、結局てめぇはどの神の駒だよ?」 無数のクナイを創造し、神駒に向けて飛ばす。 「お答えする義務はありませんので」 それら全てを神駒は、刀で捌く。その間もクナイを創造し、飛ばす。もうエイデ…
「颯星、光太郎ちゃぶ台どかせ」 やっぱり、動かすようだ。 俺と熊谷先輩は立ち上がり、ちゃぶ台を端に よせる。 そのまま俺らも壁際にたつ。 「約束を守らない奴はコショコショの刑だ!」 「あっはっはっはっはっはっはっは、ちょっ、先 輩やめっ、あっはっはっはっ…
今日は唯一の活動日である水曜だ。 部室のドアをあける。 ちゃぶ台を先輩二人が囲んでいた。 「おっ、来たな新入部員」 真っ先に部長が話しかけてきた。 「……どーも」 とりあえず、あいさつを返す。 「相変わらず愛想がねぇな」 熊谷《くまがい》先輩が苦笑しながら…
とりあえず、自己紹介ということで (小説が見たいという方は飛ばしてください) 野奈 瀨羽葦と申しマース 読み方はそのまんまでのな せわあしです Web小説を書くなら、ブログやんなよという ことではじめてみましたー どうぞ、暖かい目で見守ってください